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合成カンナビノイドに痙攣を引き起こす有害作用が有ることを確認

 

危険ドラッグは大麻取締法や覚せい剤取締法で規制できない、有害な薬物の総称で、以前は『脱法ハーブ』や『合法ハーブ』等と呼ばれていました。

2012年前後に乱用者の自動車事故が相次ぎ、危険ドラッグ使用後の東京・池袋での死傷事故は大惨事を引き起こした事件が起きたのです。

 

医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づく規制をしても、成分を一部変えて売買する『イタチごっこ』が続いていましたが、13年には大量の規制が可能な包括指定が始まり、流通経路は大きく減ったのです。

 

危険ドラッグでの記憶障害とは

多くの危険ドラッグの主成分で、大麻に似た薬物『合成カンナビノイド』に、痙攣(けいれん)を引き起こす有害作用が有ることが確認できたとする論文を、国立精神・神経医療研究センターのチームが米国の専門誌に発表したのです。

痙攣は脳内の『海馬(かいば)』という記憶と関係の深い器官の異常で起き、繰り返すと記憶や学習機能の障害が出る恐れが有るのです。

今回の発表は危険ドラッグ乱用の害を新たに示す成果だということです。

 

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大麻は体の動きや思考が鈍くなる『ダウナー系』の薬物で、通常痙攣は起きません。

しかし、危険ドラッグ使用後に、錯乱状態に陥り、救急搬送される患者がいる事などから、チームはマウス実験で脳内の変化を調べたというのです。

 

その結果、合成カンナビノイドを投与されたマウスは、数分後から興奮をもたらす神経伝達物質のグルタミン酸が海馬で過剰放出され、痙攣を起こしやすくなった事が分かりました。

これが海馬の神経神経細胞を壊す原因になるということです。

 

放出は数分から重数分続き、その後に急激に下がると、今度はダウナー系の症状が現れるそうです。

大麻との作用の違いはグルタミン酸を放出させる毒性の強さの里考えられ、薬物の濃度が高いほど痙攣の頻度は高かったことも分かったという事です。

 

同センターの船田雅彦・依存性薬物研究室長は『合成カンナビノイドは大麻以上に危険といえる。ただ、最近は乾燥大麻を濃縮してワックス状にした効き目の強い大麻も出回っており、類所のリスクが懸念される』と指摘しています。

 

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