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厚労省・胃がん検診に内視鏡推奨する方針に
厚生労働省は、市町村が行う胃がん検診に、鼻や口から入れる内視鏡による検査を推奨する方針を、固めたということです。
厚労省の『がん検診のあり方に関する検討会』(座長・大内憲明東北大教授)は7月30日に、市町村が行う胃がん検診で新たに、内視鏡検査の追加を低減することに決めたとのことです。
同省は、提言にそって健診実施指針を改正し、早ければ来年度からの健診に反映させるとのことです。
胃がん検診
バリウムを飲むX腺検査も引き続き推奨し、どちらかを選ぶ事ができる選択制ということになるそうです。
一方、胃癌のリスクに成るピロリ菌感染の検査は『死亡率を減らせるかどうかを示す証拠が無いために更に検証が必要』としているそうです。
乳がん検診
乳がん検診は、乳房X線撮影(マンモグラフィー)を原則とし、併用を推奨している視触診検査は任意とするとのことです。
この方針は、有識者会に示され、来年度から実施する見込みだということです。
がん検診に関する国の方針では、死亡率を下げる効果が科学的に証明された方法のみを推奨しているのです。
課題も
胃がんの内視鏡検査については、国立がん研究センターが4月に、国や韓国の研究で効果ができたと発表したことを踏まえて、推奨することを決めたということです。
但し、内視鏡専門医の偏在や健診の生後管理、X線検査より費用がかかることなど、課題が多いとのことです。
鼻からの出血や、胃に穴が開くなことなどもまれに有り、適切に対応出来る体制整備も求められるそうです。
対象年齢は
対象年齢と、受信間隔は、同センターが『50歳上、2年に1回』を推奨しています。
現在のX線検査の『40歳以上、年1回』との調整なども検討会で議論されたとのことです。
乳がん検診は現在、マンモグラフィーと視触診の併用(40歳以上、2年に1回)が推奨されていますが、厚労省によりますと、視触診は2013年度、市町村の約3割で行われていなかったそうです。
視触診の有無で、死亡率に明確な差がでないとする研究報告も有り、推奨から外すことにしたということです。
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