爪でわかる健康チェック、黒い縦線がでたら要注意？

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爪は体の状態が反映される、気になる縦線は老化のサイン？

 

昔から言われている、『爪を見ればあなたの健康具合がわかる』と民間健康判断法ですが、実際にはどうなのでしょうか。

実は、爪に現れる症状にさらなる危険性が潜んでいるというのです。

 

あれっ、前はこんな筋はなかったのに？いつの間に縦線が・・・・・、などと思っている方が多いのではないでしょうか。

先日、新聞紙上でも爪のガン『メラノーマ』について掲載されていました。

それでは皆さん、改めて爪を見てみましょう、縦に線は入っていませんか、それは『老化』の証拠なのですが、その線が黒ければ注意が必要です。

 

爪は身体のバロメーター

爪には体の状態が反映されると云われていますが、爪からどんな病気の予兆が分かるというのでしょう。

慶應義塾大学病院皮膚科専任講師の齊藤正孝氏は、『成人になってから出た黒い縦線（色素線条）は注意が必要です。

最初は細くてもほうっておくとだんだん太くなることが有る。爪のメラノーマ（皮膚がんの一つ）の可能性があります。

悪性度が高く、極初期でないと、指の切断だけですまなくなる』・・・・・と、話しています。

また、横線は問題はないということですが、縦線には注意が必要だとか、色が不均一なことも有り、気づいたら迷わず受診をすすめるということです。

 

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爪にガンはどのように出てくるのだろう？

『多くの場合は爪母（そうぼ）から出ます。

三日月状の白い部分の奥に爪を作っている場所が有り、そこからガンが出ます。

それが爪の線として表面化し、徐々に広がります。

症状は人によって違いますが、黒い線には要注意』・・・・と、前述の斎藤氏は解説してます。

 

いつの間にか黒い塊が有る、線が見えたなどという時は『血豆かな？』と放っておかないほうが良いとの事で、癌になると進行が早いのがメラノーマの特徴だそうです。

最初は目に見えない程の細い線ですがいつの間にか太くなって、ガンとして進行するとの事で、患者に『いつごろから線が出たのか』と聞いても、『覚えていない。そういえば色がついていたかな。３～４年前かな』といった反応が多いそうです。

 

とは言え、過敏になる必要はないそうです。

すべての指の爪に細い線があるときはたいていガンとは無関係と云うことです。

根本が軽い炎症を起こしたときや、抗がん剤などを投与している場合も縦線が出るそうです。

 

子供は多少の線があっても心配無用だとか、成人になってから一つの指に黒い線が出たときに気をつけましょう。

 

東洋医学から見た爪の病気

鍼灸師を育てる東京医療専門学校の船水隆弘氏は、『西洋医学では爪は皮膚の一部と考えますが、東洋医学では筋肉の余りと考えます。

高齢者は筋肉が衰えますが、爪も同じで、退化して縦線や凹みが入ります。

東洋医学では筋肉は血液で動き、爪は血液で養われると考えます。

爪は血液の流れと関係するのです』・・・・と、解説しています。

 

東洋医学では爪は「肝（かん）』と関係があるとされ、きれいな爪は肝の状態の良さを示すのだそうです。

『「肝」とは血を巡らす大事な臓のこと、きれいな爪は肝が良い状態、つまり血液循環が良く全身の血が足りているということです。

貧血だと血液内に栄養が不足しており、爪が白くなりますが、血液循環の悪い人も同様です。

形が悪い場合も血の巡りが悪く、血が不足しています』・・・・と、船水さんは指摘します。

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爪に縦線がある場合は？

ストレスなどで老化が進み、瘀血（おけつ）の状態で血と気の流れが悪いときに出る線だとか、寝不足のときもなるそうです。

線が黒くどんどん濃くなったり、太くなったりしていくと、免疫力が低下して重い病気になっていることが多く、危険な状態で、西洋医学でいう癌の可能性があると云うことです。

 

爪で健康度を見る際は色が大切だとか、白ければ虚血、黒いと瘀血、紫ならば肝や腎の病か冷え、黄色は黄疸、灰色は爪白癬の可能性があるそうです。

赤いと熱が強い状態で、西洋医学でいう血圧が高い状態だということです。

 

『東洋医学では血圧が高いというより『熱が強い』と表現します。

爪の赤色は心と関係します。

爪の横が凹んでいれば、気血の不足（気血両虚）です。

きれいなカーブを描き、触ってツルンとしている爪が健康です』・・・・と、前述の船水さんは解説しています。

 

あなたの爪で健康チェック

赤ちゃんの爪は凹凸がほとんどなくツルンとして、理想的な爪だとか、もし、あなたの爪でザラザラしている所があれば押してみては、痛い所があればどこかに悪いところがあるサインだそうです。

 

『風邪や気管支喘息の人は、親指の爪を押すと痛いですよ』と船水氏。

『爪周りのツボを刺激すれば、気の回りが良くなります。

空いた時間に爪を押すのを習慣づけるといいですよ。

押す時は上から爪全体に圧を掛けつつ、挟む。

爪の角にツボがあります。』・・・・・と、船水さんはアドバイスしています。

 

押してみて、ある部位だけ痛いと、身体からの何らかの危険信号とのことで、早めに察知しましょう。

積極的に押したいのは『薬指』だとか、他の指よりも感じる人が多いのは、ストレスや気血とも関係する指だからだそうです。

 

薬指を押して痛かったらストレスがたまっている証拠、免疫力を上げるには薬指を押すと良いそうです。

中指はリラックスのツボで、面接前などに押すと良いそうですよ、ぜひお試しあれ。

 

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