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海援隊・中牟田俊男(66)さんががん治療のため入院、武田鉄矢さん『今度は私が待つ番』
『母に捧げるバラード』や『贈る言葉』で有名な海援隊、メンバーの一人である中牟田俊男(66)さんが食道がんを発症し、治療のために入院することを発表しました。
同グループの公式サイトが1月6日付け『緊急のお知らせ』として、武田鉄矢(66)さんの文書を掲載したのです。
其の文書によりますと、昨年12月中旬に中牟田さんから、『万全ではなく、新年早々に入院して体調を整えたい』との申し出が有ったということで、『事情を聞くと、食道にガンを発症したとの報告でした』としているのです。
武田さんは、胸に湧く思いは様々ありますが、数年前は私自身が己の病で中牟田を待たせたことがありますので、今度は私が待つ番だと前を向きました』と心境を吐露しています。
『しばらく中牟田のいない海援隊が続きますが、この事情と中牟田の思いを汲み置かれまして、どうぞお待ち下さい』と綴っています。
また、『我ら最長寿のライブバンドを目指す夢を持っております。どうぞ其の夢の途中の出来事と、この度のこと見守ってくだされればありがたいです』とファンに呼びかけているのです。
『海援隊』は、1972年に武田鉄矢さんと中牟田俊男さん、千葉和臣(64)さんの3人組としてデビューしました。
73年には「母に捧げるバラード』がヒットし、翌74年にはNHK紅白歌合戦にも出場したのです。
食道がんとは?
日本人の食道がんは、約半数が胸の中の食堂中央付近から発生し、ついで1/4が食堂の下部に発生すると云われています。
食道がんは食道の内面を覆っている粘膜の表面に有る上皮から発生し、日本では食道がんの90%以上が扁平上皮癌だそうです。
食道の内面を覆っている粘膜から発生したガンは、大きくなると粘膜下層に広がり、さらに其の下の筋層に入り込みます。
もっと大きくなりますと、食道の壁を貫いて食道の外まで広がっていくのです。
食道の周囲には、気管・気管支や肺、大動脈、心臓など重要な臓器が近接しているので、ガンが大きなると此等の臓器に広がっていくのですが、これを浸潤と呼ぶのです。
腹部や首のリンパ節、別の臓器などに転移することも有るのです。
症状は
★ 無症状
食道がん、初期には自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドッグの時に内視鏡検査などで発見されることが20%近く有るということです。
無症状で発見された食道がんは、早期であることが多く、最も治る確率が高くなると云われています。
★ 食道がしみるような感覚
食べ物を飲み込んだ時に、胸の奥がチクチク痛んだり、熱い物を飲み込んだ時に滲みるように感じるといった症状は、ガンの初期の頃に見られるので、早期発見のために注意して頂きたい症状です。
軽く考えないで、内視鏡検査を受けることがお勧めだということです。
ガンが大きくなると、このような感覚を感じなくなってしまうため、症状が出なくなるので気にしなくなり、放おって置かれてしまうことも少なくないそうです。
★ 食物がつかえるような感覚
ガンが更に大きくなると、食道の内側が狭くなり、食べ物がつかえて気が付くことになります。
特に丸呑みしがちな食物(硬い肉や寿司など)を食べた時、あるいはよく噛まずに食べた時に突然生じることが多い症状です。
このような状態になっても柔らかいものは食べられるので、食事は続けられるのです。
また、ガンにより胸の中の食道が狭くなった場合にも、もっと上の喉がつかえるように感じることも有り、喉の検査で異常が見つからない時は、食道も検査をしたほうが良いとのことです。
ガンが更に大きくなると、食道を塞いで水も通らなくなり、唾液も飲み込めずも同様になってしまいます。
他にも、体重減少、胸痛・背部痛、咳、声のかすれ等が有ります。
胸部診査や咽頭検査ばかりではなく、食道の内視鏡やレントゲン検査をすることがお勧めだということです。
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