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フェレットが野生化、警察官捕獲時に噛まれ感染症で死亡!!!
飼えば可愛いフェレット、愛くるしく動き回るフェレット、しかし飼い主の手から逃げたり無責任に離されたりした場合、フェレットは野生化してしまうのです。
大分県警大分中央書で交番勤務をしていた警察官が、市民からの通報を受けて捕獲を試みた際にフェレットに手を噛まれたそうです。
警察官は感染症の治療を受けていましたが、残念ながら今年1月に亡くなってしまいました。
県警によりますと、警察官は大分市の大分駅前交番で勤務していた02年6月26日早朝、「近くの公園にフェレットが居る」と110番通報を受けて出動、捕獲作業中に手を噛まれ3ヶ月後に感染症の蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症しました。
警察官は入退院を繰り返していたそうですが、今年1月18日に同県別府市の病院で亡くなったそうです。
警察官の遺族から公務災害の申請が出され、地方公務員災害補償基金県支部は、噛まれたことと警察官の死亡に因果関係が有るとして7月26日付で公務災害と認定されたということです。
捕獲されたフェレットは、体長30~40センチくらいのイタチ科の肉食性動物で、ペットとしても人気があります。
獣医師の話に寄りますと、「フェレットも野生化すれば、野良猫などと同様に噛まれた傷口から雑菌が体内に入って広がる可能性がある」と指摘しています。
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蜂窩織炎とは
蜂窩織炎は、皮膚の表面から黄色ブドウ球菌やレンサ球菌などが入って、皮膚の内部(皮下)まで感染を起こす病気なのです。
患部は赤く腫れて熱を持ち、ひどくなると身体全部に熱が出ることも、また患部に痛みを伴うこともあるそうです。
専門医によりますと、菌自体はどこにでもいますが、傷口から入った菌の量が多かったり、入った菌が繁殖しやすい環境にあったりすると感染を起こすというのです。
基本的には、肌のバリアーが壊れてしまった部分から細菌が入りやすいと言われ、靴ずれや水虫による傷や、虫に刺されて皮膚を搔きむしった後、乾燥からくる肌荒れ、や高齢者や糖尿病の人がかかりやすいそうです。
菌は多くの場合爪から入る場合が多く地中や地面、木の皮に居ると思われる雑菌が爪の裏にたくさん付いているのです。
蜂窩織炎の発熱は、急激に上がる場合もあれば、じわじわと熱が上がり「なんとなくだるい」状態が続くことも有るとか、起こりやすい体の部位は圧倒的に膝から下の下腿部や足が多く、会陰部や顔にも起こり、重症化することもあるという事です。
蜂窩織炎の症状は、より深刻な壊死性筋膜炎と区別が難しいそうです。
壊死性筋膜炎は蜂窩織炎よりももっと内部まで菌が入り込み、全身の状態が一気に悪なる病気です。
フェレットや飼い猫などに噛まれたり引掻きられた場合に発症する、猫引掻き病なども注意は必要です。
これらから考えますと、単なる靴ずれや、虫刺され、引っかき傷などと放置しないで、清潔を保って処置をすることが大切だと言えるでしょう。
外にいる犬や猫、フェレットも含め鳥などにも噛まれたり突かれたり引掻きられたり等された場合には、家庭での処置だけではなく、専門医などに見てもらったほうが良いと思われます。
飼い犬に手を噛まれるは本当は怖い病気だった!!!なんて洒落にもなりませんね。
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