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しゃっくりで困っているあなたに朗報です。
なかなか止まらないしゃっくり、様々な方法で止めようとしていますが、殆どが無駄な努力になっていませんか。
人がしゃっくりで苦しんでいるのに、周りの人には笑いこける人も、なんて理不尽な・・・・・て思っている人も多いはずです。
しゃっくりは赤口とも書き、世界中の人がこの悩みを抱えているのです。
一般的に行われてい民間療法では、
水をコップ一杯、もしくはそれ以上を一気に飲み干す。
鼻をつまみ耳抜きをする。
息を止める。
背中を叩いてもらう。
ビックリさせてもらう。
しゃっくりをこらえる。
耳に指を入れる。・・・等など
他にもたくさんありますが。殆どが徒労に終わっていませんか。
かく言う筆者も、いろいろ試行錯誤しながら行いましたがなかなか止まらなかった痛い思い出があります。((笑))
しゃっくりのメカニズムは、何らかの原因で胸とお腹の間にある横隔膜が痙攣することで起こると云われています。
横隔膜は皆さんご存知ですよね?お椀を逆さにしたような筋肉なのですが、それでも知らない、そうですか。
それでは、皆さんが大好きな焼き肉で説明しましょう。
横隔膜=ハラミといえば解りやすいかも・・・それ大好きという方もいらっしゃるのではないでしょうか((笑))
この横隔膜が何らかの原因で突然痙攣し、肺に急激に空気を吸い込むことでしゃっくりが起こるのです。
迷走神経が関わっているとか云われていますが、専門的には中枢性、末梢性、横隔膜性や飲食が原因であったり、寒暖の差であったり複雑なのです。
しかし、2~3日も止まらない方もいるのですが、それはもしかしたら病気かもしれません。
2~3日くらい止まらない方は『持続性しゃっくり』、さらに1ヶ月以上も止まらない方は『難治性しゃっくり』と呼ばれていますので、病院を受診しましょう。
しゃっくりで、食事ができなかったり、睡眠不足になったり、意識障害になったり、日常生活だけではなく生命活動にも影響が出てきてしまいます。
たかが『しゃっくり』と侮ることは出来ません。((怖))
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しゃっくりのメカニズが解明された
2019年7月1日のニュースで、福岡・聖マリア病院の呼吸器外科の大渕俊郎医師が、しゃっくりが1週間以上続く重症患者に自分が吐いた息を繰り返し吸わせる臨床試験を行った結果、なんと症状は収まり、しゃっくりが止まるメカニズムまで解明できたというのです。
しゃっくりは、喉周辺の刺激を引き金に、呼吸運動(横隔膜の収縮)を調節する延髄の中枢神経に異常な司令が伝わり、無意識に突然強く息を吸ってしまう現象で、脳疾患や抗癌剤の副作用などで2~1ヶ月以上も続く患者もいるとのことで、睡眠障害や、うつ状態につながるケースもあるそうです。
止めるには短時間呼吸をしないなど、血中のCO2濃度を高めるのが効果的とされてきましたが、動静脈血の関連性やメカニズムは分かっていませんでした。
大渕医師によりますと、安全性を確認した上で、重症の男性患者2人に『袋を使って自分の吐いた息を吸わせ続けた』ところ、約3分間で症状が改善したそうです。
同じ条件においた成人男性の血中CO2濃度を測定すると、通常は低い動脈血の濃度が上昇し、3分前後で静脈血と同じになったと云うことです。
『CO2濃度が上がり、大脳が窒息回避の指令を出したため、延髄の活動が抑制されたと考えられる』
と分析、昨年英国と中国の医学誌に発表されました。
これまで治療した約20の重症症例全てで効果を確認したとのことですが、『通常のしゃっくりは自然と治まるが、症状が続いてしまう重症患者の生活の質を高める方法に生かしたい』と大渕医師は話し、安全にしゃっくりを止める治療器具のかな初に取り組んでいるそうです。
今回のしゃっくりの止め方は、袋を使う方法でわずか3分間程度で止まるということですが、通常のしゃっくりでも2~3分間で止まるのなら、筆者自身もしゃっくりが起きた時に安全を確認した上で行ってみたいものです。
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