高齢者の寒い部屋は要注意、心疾患や血管の病気リスクが高い
冬は部屋の温度が低いと血が固まりやすくなり、心筋梗塞(こうそく)などを起こす危険性が増すことが分かりました。
高齢者を対象としたそんな調査結果を、奈良県立医科大学の研究チームがまとめたのです。
なんと、室温が引く部屋で長い時間を過ごしている人は、血液を固める血小板が多くなっているというのです。
奈良県明日香村や香芝市などに住む60歳以上の男女に協力して貰い、冬の時期に約1100人(平均年齢72歳)から血液を採集しました。
長時間過ごす部屋や寝室の温度を測り、起きているときの平均的な室内温度と血小板数との関係を調べたのです。
血小板は、ケガをした時などに出血を止める働きが有りますが、多すぎると血栓ができやすくなるということです。
部屋の温度に応じて、参加者を『寒め』(平均11.7度)、『中間』(16.2度)、『暖かめ』(同20.1度)の3つに分けて分析をしたところ、寒めの部屋で過ごす人の平均値は1マイクロリットルあたり約23万9千で、暖かめの部屋で過ごす人より5%ほど多かったそうです。
値はいずれも正常とされる範囲とのことですが、正常レベルでも値が高めだと心筋梗塞などで亡くなるリスクが上がるとする海外の研究を基に計算すると、『寒め』の人は『暖かめ』の人よりも同様の死亡リスクが18%高かったのです。
研究チームの佐伯圭吾教授(疫学)は『暖房費を節約しようと寒くても我慢する高齢者もいるかも知れません。でも長く過ごす部屋だけでも暖かくすれば、心筋梗塞や脳梗塞を防げれる可能性がある』・・・・・と、話しています。
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血栓症とは?
血管内に出来た血液の塊(血栓)によって、血液が阻害されることによって起こる病気です。
血栓症は主に下肢に出来る静脈血栓による肺塞栓(エコノミー症候群)や、動脈血栓による心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気も有り、身体を動かす機会が減り、急激な冷えや気温の変化による血流の変化や血管の収縮が起こりやすい冬場には特に注意が必要なのです。
血栓の原因
◎ 血流障害
動脈硬化や糖尿病、心臓病などの病気が原因となって起こるものの他、姿勢や冷え、ストレスや喫煙などの生活習慣の影響も受けていると云われています。
◎ 血管内皮の損傷
動脈硬化や糖尿病、喫煙などによって、血管が傷つきやすい状態にあることが原因と云われています。
◎ 血液凝固能の亢進
いわゆるドロドロ血と言われるのもので、先天的な要因のほか、高脂血症や経口避妊薬の服用によって起こる場合もあるそうです。
予防法は生活習慣の見直しの他、身体を冷やさない事が挙げられます。
冬場に血栓が増える原因として、急激な冷えや気温の変化(ヒートショック)による血流の低下や血管の収縮が考えられています。
夏場であっても、薄着やエアコンによる冷えは血栓を作る原因となるのです。
気温や室温の他にも、冷たいものを好んで飲んだり、シャワーのみで済ませたりする生活習慣は身体の冷えを起こすのです。
生活悪習慣や寒い室内に長時間いることによって血栓が出来やすくなり、血流が阻害される事によって心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなるため、寒い室内ではなく暖かい部屋で気温の変化を少なくした生活をすることで、防げる可能性が有ることが分かったのです。
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