『SFTS』マダニから猫へ、そして人へ感染
西日本に在住する50代女性が野良猫に噛まれた後に、マダニが媒介するウィルス感染症を発症しました。
感染した猫に噛まれて死亡したケースは初めてとのことですが、今回のウィルス感染でマダニ噛まれ死亡した人は過去5年間で57人に上るのです。
国立感染症研究所の調べでは、今回のケースも含め、これまでマダニ感染症を発症した患者計260人は全て石川県より西の地方に住み、東日本では発症していないそうです。
SFTSは、『重症熱性血小板減少症候群』のことで、主にマダニに噛まれて感染(うつ)ります。
昨年夏、女性が弱った野良猫を動物病院に連れて行こうとした際に手を噛まれSFTSを発症、約10日後に死亡したということです
女性にはマダニに噛まれた跡はなかったとの事で、感染研は最初に猫がマダニに噛まれてウイルスに感染し、女性に感染したのでは、と見ています。
今年に入って、ペットの猫や犬の発症も1例ずつ確認されており、こちらも初めてのケースだそうです。
厚労省の担当者は『新しい「人獣共通感染症」として否定できず、警戒が必要だ』・・・・・と、話しています。
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SFTS日本の致死率は21%
SFTSに感染すると、6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や全身のダルさ、吐き気などの症状が出ます。
SFTSは2011年に中国の研究者により初めて発表され、その後、日本・韓国で確認されています。
新しい感染症で認知度が低く、世界に広がっている可能性もあるとのことですが実態は不明だそうです。
日本で初めて感染が判明した平成25年から今年6月末までに、計266人の患者が報告されています。
有効な治療薬なく、計算では日本の致死率21%の『殺人ダニ』といえるのです。
中韓では、血液が原因とみられる人と人との間の感染事例も報告されているとの事です。
感染患者の届け出地域で最も多いのは、宮崎県の43人、次いで、高知県26人、鹿児島県26人、山口県23人、愛媛県23人、広島県21人、徳島県21人の順になっています。
全て石川県から西に集中しており、東日本では報告が有りません。
感染研の西條部長は『東日本に患者がいないという訳ではない。実際には診断に至っていないのかもしれない。東日本での認知度が低く、今後患者が出てくる可能性がある』・・・・と、話しています。
確かにタカサゴキララマダニは西日本にしか生息していませんが、フタトゲチマダニは本州全域に広くいます。
マダニは5月から8月にかけて活発に行動しますが、河川敷や公園の草むらなどのは、枝、草の先端などに潜んでおり、そこを通って痒みなどの症状がある場合は、病院で、見てもらったほうが良いそうです。
SFTSを媒介するのは、森林などに生息するマダニで、屋内にいる家ダニなどからは感染しません。
前述の西條部長は『今回の猫は非常に重い状態になって死んでいる。基本的に健康な猫から人がSFTSウイルスに感染することはないと考えている。また屋内のみ飼育している猫については、特に心配する必要はない』・・・・と、解説しています。
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