ヘルメットを被るなどの作業など、髪にとっては過酷な環境であることが判明

 

 

 

 

帽子やヘルメットを終始かぶっていると毛が抜ける?・・・・・・・・まことしやかに囁かれるそんな疑問に、科学の目で挑む研究会がこの程発足しました。

 

 

 

 

 

頭皮・毛髪や医用工学の専門家が集まった『帽子内環境研究会』ですが、早速、ヘルメットを被ったまま肉体労働をした想定での簡易実験を実施し、頭皮・毛髪が晒されている環境を示す計測データを公表したのです。

 

 

研究会によりますと、国内で『１週間に何らかの理由で帽子を２時間以上被る人』は、推計述べ２０００万人以上に登るそうです。

 

 

最多が工場作業員（約７４０万人）,土木・建築作業員（約４００万人）と続くのです。

 

 

 

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長時間帽子を着用すると『頭が蒸れる』と云う感覚は多くの人が実感していますが、実際に頭皮や毛髪にどの程度の影響が有るというのかという、科学的な検証は之まで殆ど行われていなかったのです。

 

 

研究会は、毛髪・脱毛症治療の専門家で『東京メモリアルクリニック・平山』の佐藤明男院長、医療電子工学が専門の小西直樹・九州工業大准教授、公衆衛生学の和田裕雄・順天堂大准教授らで構成され、帽子と頭皮・毛髪の関係性について研究を進め、『健康的な帽子のかぶり方』を探求することを目的に掲げているのです。

 

 

簡易実験は今年４月１３日～１７日、東京都内で実施、成人男性５１人が新品のヘルメットをかぶり、３時間、自転車型トレーニングマシーンで有酸素運動を行いました。

 

 

 

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運動中はヘルメット内部の温度と湿度をリアルタイムで計測し、更に運動前、運動後、そして運動後に洗髪した後の計３回、頭皮の血流と汚れ具合、付着している細菌の量をそれぞれ測定したというのです。

 

 

其の結果、実験当日の都内の気温が最高１９～２３度だったのに対し、ヘルメット内部は運動開始後３０分程度で約３０度に達したのです。

 

 

湿度も外気は平均３１～９６％（気象庁観測）と幅があったにも関わらず、約８０％～１００％で一定していました。

 

 

また頭皮は運動前の状態でも、食品工場や厨房などで行われる趣旨の汚れチェックで不合格となる基準よりも汚れていることが判明、それが運動によって更に悪化する傾向に有ることが分かったのです。

 

 

また細菌検査では、ニキビの原因となるアクネ菌や呼吸器感染症を起こす肺炎桿菌など、１３種を確認したそうです。

 

 

 

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これも運動によって量は増える傾向に有り、汚れ、最近ととも洗髪によって大幅に減少することも確かめられたとのことです。

 

 

小西准教授は、ヘルメット内の温度、・湿度は熱帯のシンガポールやマレーシア、クアラルンプールの年平均、国内では猛暑で知られる埼玉県熊谷市の８月の平均気温とほぼ等しいことを指摘し不快指数で換算すると、『ほぼ全員が不快と感じる』８０台に相当し、『運動中、ヘルメットや帽子の中は明らかに不快環境にある』と分析したのです。

 

 

実験結果を公表したセミナーで特別講演を行った斎藤典充・横浜労災病院皮膚科部長は、脱毛症を起こした柔道部員の女子高生の症例を紹介し『ニキビの原因菌が付着し、頭皮が炎症を起こして髪の毛が抜けていた。このように炎症がある患者さんが帽子をかぶり、不快環境に晒されると更に悪影響が出るだろう』と指摘しました。

 

 

研究代表の佐藤院長は『今回帽子、ヘルメットと脱毛の関係を明確には突き止めていいないが、実験で明らかになった過酷な帽子ない環境が頭皮や毛髪に悪影響を及ぼす可能性は充分に考えられる』と話し、『今夏は猛暑が予想されており、時折、帽子を脱ぐこと、適度に洗髪をすることが大切だろう』と結論づけたのです。

 

 

帽子をかぶり続ける自衛官や警察官、土木・建築関係者などにハゲる方が多いのは、この過酷な環境にもあるのかも?・・・・・・・・・

 

 

 

 

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