混雑した所に入ると『人酔い』になる、そんな経験していませんか?
人の悩みはそれぞれ、他人に話しても理解してくれないですよね、そんなアナタの思いが此処にあるかも知れません。
たくさんの人で混雑した場所に出かけると、何故か具合が悪くなるという人、案外多いのではないでしょうか?
年末年始や初詣、クラス会や結婚式など、人混みの中に出かける機会は多いものです。
人混みで気分が悪くなる、いわゆる『人酔い』は、医学的に定義されている症状ではないとのことで、一概には言えない部分もありますが『血管迷走神経反射(けっかんめいそうしんけいはんしゃ)』がその原因だという見方があると云うのです。
血管迷走神経反射とは・・・・?
血管迷走神経反射は、簡単に言いますと、『自律神経』の切り替えが上手く出来ないことを指しており、自律神経には血圧や心拍数を挙げて身体を活動的にする『交感神経』と、血圧や心拍数を下げて身体を沈静化させる『副交感神経』の2つがあります。
普通、私たちは活動するときには、『交感神経』を働かせ、、休んだりリラックスしたりするときに『副交感神経』を働かせているのです。
ところが、、本来『交感神経』を働かさなければいけない時に、何らかの理由で『副交感神経』が優位に働いてしまうことが有るというのです。
すると、急激に血管が拡張して、血圧が下がることで気分が悪くなり、めまいや吐き気、頭痛などが起こり、時には気絶したりすることも有るのです。
小学校や中学校の朝礼や集会などで、時々倒れてしまう人がいますが、あれは血管迷走神経反射のせいだという事です。
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予防は?
血管迷走神経反射が起こる原因は、主にストレスだと言われているため、予防するには『自分にとってストレスになる状況を避ける』ことが重要と云うことになります。
つまり、『人酔い』をする人はストレスと生る人混みに行かないのがベスト・・・・・!と云うことになるのですが、そうも行かない場合も多々有りますよね。
そういう時には、少しでも気分が悪くなりそうだと感じたら、すぐに人混みから離れて休むことです。
また、普段から『人酔い』しやすいという自覚がある人は、症状がなくてもこまめに休憩を釣ることがオススメだとか、とはいえ休むと言っても具体的にはどうしたら良いのでしょう?
現在の環境を変えて休む?
例えば、初詣などで長時間外にいる場合は、カフェなどの室内に入り座ってお茶などを飲むのが有効だそうです。
逆にショッピングモールなどの屋内にいる場合は、外に出て新鮮な空気を吸うこと等が効果的だとか。
血管迷走神経反射による症状は、少し休めば予防や回復は可能ということで、とにかく気分を変えて一息つくことが大切なのです。
ちなみに周囲の温度が高いほど、血管迷走神経反射がこりやすいという説も有るということで、暑いと感じたらコートを脱いだり、上着を脱ぎ、冷たい物や香りの有るコーヒーやハーブテイーで一息つけましょう。
人混みに出かけるときな温度調整がしやすい服装で、こまめな休憩や温度調節を心がければ、混んでいる場所でも怖がる必要はありません。
一緒にいく人には『私は人混みでは、気分が悪くなりすいんです』と声を掛けて、協力してもらえるようにしておくことも大切です。
本格的に気分が悪くなったら相手に迷惑を掛けてしまうため、大事になる前に『ちょっとお茶飲まない!』や「ちょっと座って休んでいいかな?』等と自分の方から提案することも大切だそうです。
普段出かけない人も、たまに出た一時を、楽しい一日にとして過ごしたいものですね。
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