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ロボットスーツ『HAL』4月より保険適用に
厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)は27日の総会で、ロボットスーツ『HAL』を区分C2(新技術・新機能)で保険適用することを了承しました。
4月1日付けで保健収載されるということですが、ロボットスーツが適用を受けるのは初めてのことです。
HALは、医療福祉機器会社『サイバーダイン』(茨城県つくば市)が開発・製造したものです。
介護者の腰などへの負担を軽減するタイプなど、様々なタイプがありますが、医療保険の適用対象となったのは、『医療用下肢タイプ』のHALということです。
主に脊髄性筋萎縮症や、球脊髄性筋萎縮症、菌異種性側索硬化症、筋ジストロフィーなどの患者の歩行を改善するために活用することが、想定されています。
推定適用患者数は約3400人と思われ、特定保険医療材料ではなく、技術料で評価する方針だということです。
厚生労働省の中央社会保険医療機関(中医協)は、歩行リハビリ訓練用ロボットスーツ『HAL医療用下肢タイプ』の保険適用を決定しました。
患者の歩行機能を改善するロボット治療機器としては、初の保険適用となったのです。
筑波大学発のベンチャー企業・サイバーダインが開発する装着型ロボットスーツは、脳から筋肉へ神経を通して送られる信号を読み取り、モーターを動かして歩行を助けるというものです。
歩行機能を改善するリハビリに活用される見込みとのことです。
サイバーダインは、ホームページ上での説明によりますと、HALについて次のように解説をしています。
下肢が不自由となる原因の多くは、脳・神経系の疾患にあります。
この時脳はいつも通りの神経の経路を上手く使用できず、足の動かし方がわからなくなっています。
そこでHAL®医療用(下肢タイプ)は『歩きたい』、【立ちたい』という思いに従って装着車の足を動かし、『歩けた』、『立てた」という感覚のフィードバックをタイミングよく行うことで脳の学習を促します。
HAL®医療用(下肢タイプ)は、足の動かし方を脳に伝えることが出来る唯一のロボット治療器です。
羽田空港でも導入提携
サイバーダインと日本空港ビルディングは、昨年7月2日に羽田空港旅客ターミナルにロボットスーツ『HAL』などの作業用ロボットを導入する業務提携を結んだのです。
作業時の腰に掛かる負担を軽減する『ロボットスーツHAL作業支援様(腰タイプ)』と、人口知能を搭載した掃除用ロボット、指定したルートを自動で走行する自立型の屋内用搬送ロボットを導入していくとのことです。
日本の玄関口である羽田空港から、日本の技術を発信すること、空港利用者に良質なサービスを提供すること、従業員がより健康的に働きやすい環境を作ることなどを目的に掲げています。
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