１０人に一人が糖尿病に

 

 

 

生活習慣病の一つとして、網膜症や腎症などの合併症を併発することはよく知られている糖尿病、【糖尿病には『下肢切断』のリスクが有る】と云うのです。

 

 

『糖尿病の合併症の中で、足についてのリスクは世間であまり知られていませんが、視力の低下と、腎機能障害は有名なことで、足の神経障害は殆ど知られていないのです。

神経障害になると、画鋲を踏んでも痛みを感じない足に、タコが出来ても痛くないし、靴に石ころが入っても痛くないし、とにかくリスクが大きんです』と指摘しているのは『足の診療所』の桑原靖医師です。

 

 

 

 

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◎冷え性から足を切断する『最悪の結末』も

 

冬場には、足先の血管が収縮し、、指先に血流が行き渡らなくなり、冷えを感じる人の中では『重症な動脈硬化』のケースも有ります。

 

 

 

アメリカでは、足を切断する人の６割は糖尿病という統計があって、事故が原因で切断となるよりもずっと多い。

 

 

 

【糖尿病で感覚が無くなると、自然とキツ目の靴を買ってしまい靴ずれを起こしてしまう。其のちょっとした傷が足にできても気づかないし、細菌の感染への抵抗力が弱くなってしまう。】この２つが重なって足が腐ってしまい、そのまま切断する事になってしまう糖尿病患者がとても多いのです。

 

 

 

 
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今は、正確に統計をとっている状況ということですが、日本で足を切断する人は年間約２万足とも云われており、下肢切断後の患者のおよそ７割は５年以内に亡くなっていると云うのですが、これは肺がんの死亡率に匹敵するほどなのです。

 

 

 

そして世界では、糖尿病が原因で２０～３０秒に１本のペースで足が切断されていることに、地雷を踏んで足を無くす人は３０分に１本と云うことで、糖尿病で足をなくすほうが遥かに社会的問題だと云われているのです。

 

 

 

国際糖尿病連合（IDF）が１５年の『世界糖尿病デー』に合わせて発表した『糖尿病アトラス第７版によりますと、世界の糖尿病人口は、爆発的に増え続けており、”１５年現在で糖尿病の有病者数は、４億１５００万人に上るのです。

 

 

有効な対策を施さなければ、”４０年までには６億４２００万人に到達すると予測して居るのです。

 

 

 
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前述の桑原医師は医学部時代に、足を切断している人の多くが事故ではなく糖尿病患者で、それは靴ずれや巻き爪といった些細な足のトラブルから始まっていることを知り、衝撃を受けたと話しています。

 

 

糖尿病では『足が冷える』人は要注意が必要なのです。

 

 

足の冷えを感じて、更に糖尿病だという人は危険なので、まずは誰かに足を診てもらった方が良いですが、病院は基本的に、痛みを訴える人しか来ないんです。

 

 

でも、何故痛いのか分からない？年齢のせいだと云われ、『シップと痛み止めを出しておきますね』で終わっては、何の解決にもなりません。

 

 

今は、１０人に一人が糖尿病になる時代なので、、糖尿病だけではなく合併症も見ないと、医療としては成立しないのです。

 

 

痛みの段階で見られる医療機関が増えてくれれば、足を切断するリスクはなくなるはずです。

 

 

 

 
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