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伝染病

営業自粛要請無視で、広島の旅館食中毒被害が拡大

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市の営業自粛要請を無視、修学旅行の小学生ら125人が食中毒

 

 

 

広島市中区の旅館【世羅別館】が、宿泊客に食中毒症状がでた後も、市保健所の営業自粛要請に従わず営業を続けた結果、新たに修学旅行の小学生ら計125人が食中毒の症状を訴えるなど、被害が拡大していたことが市保健所の発表で分かったということです。

 

 

広島市保健所の話によりますと、9~10日の世羅別館に宿泊した横浜市の高校生が下痢や嘔吐などの症状を訴えたのです。

 

 

保健所は11日に把握し、12日午前中に調理場に立入検査を行いましたが、この時点では旅館の食事が原因とは断定出来ず、『疑いが有る』として、飲食部門の営業自粛を要請したというのです。

 

 

 
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要請には強制力はないということで、世羅別館は営業を継続したのです。

 

 

その結果、12~13日に宿泊した『滋賀県草津市の小学校63人』と『神戸市の小学校38人』、『大阪市の小学校24人』が次々と食中毒症状を発症したということです。

 

 

市保健所は13日夜、横浜市の高校生43人のノロウィルスによる食中毒の原因になったと断定し、飲食部門を営業禁止にしました。

 

 

9~13日の宿泊者のうち発症者は、計214人にも上り入院した児童も居るということですが重傷者は居ないと云うことです。

 

 
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被害にあった滋賀県草津市立渋川小学校の中野忠克教頭(59)は、『せめて仕出し弁当を取るなど配慮してくれたら、子供達も苦しまなくて済んだ。食中毒の疑いが有るという情報を事前に伝えて欲しかった。今後、医療費などの補償を求めたい』と憤っているということです。

 

 

世羅別館の従業員は、『衛生管理と社員教育を徹底して見直し、清潔な施設など、サービス向上に務める。補償などについては弁護士に任せているので、コメントできない』と報道陣の取材に対してコメントを出しているということです。

 

 

 

 

 

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