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昭和の大横綱・北の湖理事長、直腸がんで死去
大相撲の元横綱で、日本相撲協会理事長・北の湖親方の『小畑敏満』さんが20日、午後6時55分、直腸がんの多臓器不全のため福岡市内の病院で62歳という若さで死去したということです。
福岡国際センターで行われている九州場所のため福岡市に滞在していましたが、今年7月には腎臓に尿がたまる両側水腎症と診断され、名古屋場所の途中で休養したのです。
8月には、職務に復帰しましたが、健康状態眼底していなかったというのです。
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九州場所には、初日から姿を見せ、前日までは報道対応をこなし、取り組みの解説もしていたのです。
北海道壮瞥町生まれで、中学1年だった1966年冬に上京し、三保ヶ関部屋に入右門、当時は認めらていた中学力士として、両国中学校に通いながら67年初場所で初土俵を踏んだのです。
71年夏場所で十両昇進を果たし、72年初場所で幕内に昇進するなど、当時の最年少記録を次々と塗り替えていったのです。
74年名古屋場所後に横綱に昇進し、21歳2ヶ月での最年少記録は、未だ破られていないのです。
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得意は左四つからの寄りや投げで、当時ライバルの横綱・輪島都の熱戦はファンの声援を二分し『輪湖時代』と呼ばれるようになりました。
優勝24度は、白鳳、大鵬、千代の富士、朝青龍に次ぐ歴代5位に輝いています。
現在の国技館こけら落としとなった、85年初場所中に現役を引退、横綱在位は史上最長の63場所で、横綱での白星は670勝は歴代1位を、幕内804勝(247敗107休)は、海王、白鵬、千代の富士に次ぐ歴代4位でした。
その功績から、現役時の四股名でなれる一代年寄となり、北の湖部屋を創設したのです。
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2002年2月に理事長に就任しましたが、しかし”08年9月に弟子の白露山が抜き打ち検査で大麻の陽性反応が出た責任をとって辞任しました。
12年に、再度理事長に復帰すると協会の公益法人化を実現し、不祥事のため低迷していた観客数の増加にも尽力を尽くされたのです。
相撲界にとっては、あまりに大きな巨星であり、62歳という若さで逝去したということは、各界に大きな悲しみを齎しました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
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