インフルエンザワクチン・改良でコストアップと品不足でダブルパンチ

 

 

 

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今シーズンは、改良に伴うコスト上昇で、インフルエンザワクチンが値上がりしていて、医療機関などからは、ワクチン接種を控えることによる感染拡大を危惧する声が上がっていると云うのです。

 

こうした中、インフルエンザワクチンが不足するかも知れないといった新たな懸念が出てきたと云う事です。

 

診察室では、おなじみの後継が繰り広げられる季節がやって来ましたが、１３日からインフルエンザワクチン接種を開始した、東京都江東区のこどもクリニックですが、今シーズンは思わぬダブルパンチに見舞われていると云うのです。

 

 

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ひとつ目の痛手は、ワクチンの値上げだといいます。

 

なおやこどもクリニックの坂口直哉院長は、「各医療機関、おそらく１回に月５００円とか、あるいは１０００ぐらい、値段が上がっているところが多いと思います」と話しています。

 

この病院でのワクチン接種の料金は１回目４０００円、２回目は３０００円ということです。

 

これまでインフルエンザワクチンには、A型とB型と、合わせて３種類のウィルス株が含まれいたのですが、しかし厚生労働省は、ワクチンの効果を高めるために、今シーズンから４種類のウィルス株を含むことを決めた為、此れが値上がりの要因と成ってしまったのです。

 

一部の製薬会社などは、厚労省に対して、『価格が1.5倍ほどに成る』と伝えたということです。

 

坂口院長は、患者に値上がりの理由の説明に追われていました。

 

坂口院長は、『より守備範囲が増えた、と云うことですね。ですけれども、残念ながらコストが上がってしまって、値段が上がっちゃったということなんで申し訳有りませんが』と説明し、母親は『しかたがないですね』と、インフルエンザワクチンは保険が手寄与されないために、家計への負担と直結するのです。

 

 

 

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2つ目の痛手はワクチン不足です。

 

なおやこどもクリニックでは例年、100本ほどのワクチンを常備しているということですが、１３日の在庫はわずか４０本だということで、例年の４割程度しか無かったのです。

 

このワクチン不足のきっかけとなったのが、、国内のワクチンメーカー４社の中の一つ、熊本市の化血研なのですが、今シーズンは１７００万人分のワクチン製造を担っていましたが、現在、ワクチンの出荷が出来ないということで、其の目処も経っていない状況だということです。

 

化血研が製造した血液製剤が、国が承認した製造方法と異なる方法で作られていたことが２０１５年６月に明らかになり、、インフルエンザワクチンについても、同じような問題がないかを確認するよう求められているからなのです。

 

この病院では毎年、化血研からワクチンを取り寄せていたために、急遽他のメーカーから仕入れる事態と成ったそうです。

 

家欠県は、ほか３社のメーカーなどに協力を依頼し、ワクチン不足が起きないように対応するとしているとのことです。

 

インフルエンザの流行を抑えるためのワクチンであるにもかかわらず、『値上げ』と『品不足』に陥っているのが現状だということです。

 

 

 

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