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覚せい剤『新宿の薬局』壊滅で揺れる芸能界

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きっかけ「ASKA]、人気タレントの名前も浮上

 

警視庁組織犯罪対策課5課に話によりますと、薬物密売ルートの壊滅作戦が関係者の間で波紋を広げているというのです。

指定暴力団山口組分裂という中で、『新宿の薬局』の異名をとっていた、東京・新宿歌舞伎町に本部を持つ指定医暴力団が摘発されたことで、複数の芸能人を顧客に持っていたという薬物乱用者の牙城が潰されたことで、『新たな有名人の逮捕者が出る可能性がある』と云うのです。

 

警視庁組対5課は、2013年10月から、今年6月までに覚せい剤取締法違反の疑いで、指定武力団住吉会系大昇会の組幹部ら23人を逮捕し、事実上の壊滅に追い込んだと発表しました。

 

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同課によれば、23人のほかにも客ら計49人も摘発し、これまでに覚せい剤約1.5キロ(末端価格1億円相当)、大麻20グラム(同10万円)、MDMA(同44万円)などを押収したのです。

狙い撃ちされた格好の大昇会ですが、新宿界隈の薬物乱用者の間ではよく知られる存在だったということです。

 

『違法薬物の卸元として有名だった。歌舞伎町一帯は言うに及ばす、中央線沿線の年にまで手広く薬を提供していた。』と、捜査関係者は話しています。

 

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実はこの摘発を勢いづかせたのは、昨年9月に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた歌手・ASKA(57)氏の影響が大きいと云われています。

違法薬物の入手先として大昇会の名前が浮上し、組関係者が芋づる式に捕まることになり、其の中には、『密売の元締め』として知られる組幹部もいるのです。

 

『警視庁は、大昇会傘下の組事務所近隣の警察署に捜査本部立ち上げて、組織の壊滅作戦を展開した。2年弱に及ぶ捜査を経て、ほとんどの密売拠点を壊滅させるに至った』と、組対5課関係者は話しています。

この壊滅作戦で心穏やかでないのが、其れまで『お世話』になっていた顧客ではということですが、『かつて大ヒットを飛ばしたことがある男性ミュージシャンや、芸能界を騒がせるスキャンだに見舞われた女性タレントも、この組幹部(=密売の元締め)と懇意だったと言われている。複数の仲介先を経て、人気タレント夫婦にも違法薬物を供給していたとの話もある』と、芸能関係者は話します

 

捜査次第では、別の芸能人に飛び火する可能性も有るということで、『警察は、逮捕した売人の顧客リストを徹底的に洗い、関係先に内偵をすすめるだろう。大昇会を薬の仕入先にしていた連中は今頃、戦々恐々としてるのでは』と先の関係者は話しています。

芸能界に、再び激震が走るかもしれない、と言うことです。

 
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