プロボクシング・ぜんWBO世界ミニマム級王者、防衛戦直後に症状が判明
プロボクシングファンなら誰でも知っている、あの山中竜也選手(23)=真正=が現役を引退するとの話が浮上したと云う事です。
判定負けで王座陥落した7月13日の防衛戦直後に症状が判明したとのことで、近日中に引退会見を行うのではと見られています。
若くしてリングと決別をすることになる訳ですが、山中選手は7月13日、ダウンを喫して判定負けしたビック・サルダール(フィリピン)との2度目の防衛戦の控室では現役続行の意欲を見せていたようです。
しかし、直後に頭痛を訴え、神戸市内の病院に入院することに、診察の結果、頭蓋骨内から出血する硬膜下血腫の症状が見られたと云うことです。
山中選手の症状は幸い重症ではないとのことで、手術は回避されたようです。
7月中に退院しており、日常生活には問題はないそうですが、ただし、日本ボクシングコミッションの規定で『コミッションドクターから頭蓋骨内出血(硬膜下血腫等)と診断された場合、当該ボクサーのライセンスは自動的に失効する』と定められているのです。
これを受け、真正ジムの山下正人会長(56)が引退勧告し、山中さんもこれを受け入れた模様です。
日本人の歴代世界チャンピオンで頭蓋内の出血による引退は、2992年の脳内出血を起こしたため引退した、平中明信さん以来2人目になります。
関係者の話によりますと山中さんは、トレーナー転身の打診も有るようですが、今後については未定とのことです。
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硬膜下血腫とは
頭部打撲などにより、頭蓋骨の内側で出血が起こり、硬膜とその内側のくも膜との間に血液の塊ができることを指します。
一般的には高齢者に多く起こるとされていますが、お酒を飲む人、高血圧や血液が止まりにくくなる薬(抗凝固薬)を服用されているとリスクが高くなると云われています。
急激に出血して数分から数時間で症状が現れる急性のものもありますが、軽い頭部への打撲などが引き金になり、、徐々に血液が溜まることで、脳を圧迫し、その数週間から数ヶ月後に症状が現れる場合もあります。
主に次のような症状を訴える方が多いそうです。
頭痛がする
記憶がなくなった
言葉が上手に喋れなくなった
なんとなく元気が出ない
尿失禁をするようになった
麻痺が有る
歩行がおかしい
といった症状が現れるそうですが、出血が多く重症の場合は手術を行うそうですが、死亡例も多数あるそうです。
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