NHK朝イチで注意喚起、怖い脳梗塞、更年期の体の変化に気づけ
ある日突然襲いかかる病気、それが『脳梗塞』なのです。
脳梗塞に成らないようにするためには、実は40代からのケアが重要なのだと専門医は警告をしているのですが・・・・・?
女性の場合は、『更年期』のある体の変化が脳梗塞につながると分かってきたのです。
それは女性の場合、低血圧だと思っていても40代以降の更年期を境に一気に血圧が上がる方が多いというのです。
普段から水分を多く取り、軽い運動をすることで改善することが出来るということです。
脳梗塞とは
脳梗塞は脳卒中の一つのタイプで、他に脳出血、クモ膜下出血などがあります。
脳には首から伸びる太い血管が伸びており、さらに太い血管から枝分かれした細い血管が脳の奥まで張り巡らせ、脳の神経細胞の隅々まで血液が供給されているのです。
脳梗塞は血栓(血の塊)が脳の血管に詰まるために引き起こされる病気で、脳の神経細胞に十分な血液が供給されなくなり、様々な障害が起こるのです。
一方、脳出血は脳の血管が破れて出血することで障害が起こります。
クモ膜下出血も、脳の太い血管の分かれ目に出来たコブが破裂し、脳の表面に出血が広がる病気です。
3つのタイプの中で最も多いのは、脳梗塞で、脳卒中全体の約7割を占めているのです。
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脳梗塞は時間との戦い
脳梗塞の治療は時間との戦いと言われ、発症から2時間後では小さな範囲ですが4時間後には約5倍に24時間後には9倍近く広がっているという、進行は驚くほど早いのが特徴なのです。
脳梗塞によって神経細胞が壊死してしまうと、元には戻らないそうです、一刻も早く症状に気づいて治療につなげることが大切なのです。
3つの症状
脳梗塞は次のような症状が突然あらわれるということでこれ等の症状が1つでも現れたら危険な状態と思ってください。
(1)体の片側がうまく動かない
『腕』、『足』、『顔』の片側に麻痺を起こります。
(2)思うように話せない
ろれつが回らなくなったり、言いにくかったり、途中の言葉や語尾が抜けたりします。
(3)見え方がおかしい
両目で見ても白湯どちらかの目だけで見ても同じ側の視野の半分が欠けてしまいます。
脳梗塞の前兆に注意、迷わずに救急車を
上記の(1)・(2)・(3)の症状が現れた後、数分から数十分ほどで症状が消えてしまう場合があります。
場合によっては症状が1時間以上続く場合も有りますが、永くても24時間以内にすっかり消えてしまいます。
これは一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれ、血栓が一旦は脳の血管に詰まってしまったものの、短時間の内に血栓が溶けて血流が再開するために、このような一過性になるというのです。
一過性脳虚血発作は、本格的な脳梗塞の前兆でも有るので、決して安心してはいけません。
治療せずに放置すると48時間以内に、その半数が脳梗塞を発症するというデータが有るということです。
新しいに治療法も
脳梗塞はもちろん、一過性脳虚血発作の症状が現れたら迷わずに救急車を呼んで、神経内科や脳神経外科など脳卒中の専門医がいる医療機関に搬送してもらい、適切な診断と治療を受けましょう。
脳梗塞の治療法には4.5時間以内に行われるt-PA静注療法があります。
t-PAは、血栓を溶かす薬で点滴で投薬しますが、この治療は発症から4.5時間以内に行う必要があるというのです。
遅くなればなるほど再開率が低くなり、また、ダメージを受ける脳細胞の範囲が広くなってしまいます。
さらに血管が詰まってから時間が立つほど、その先の血管の壁がもろくなり、血栓が溶けて血流が再開した時に脳出血を起こす危険が高まるということです。
新しい治療法として血管内治療が上げられますが、まだ専門医の不足などから全国への普及が遅れているということです。
血管内治療は、カテーテルと呼ばれる医療用の管を足の付根の動脈から入れ、血栓が詰まっている部分まで送り込み、直接血栓を除去するという治療方法です。
発症から8時間以内であれば行うことが出来るうえ、後遺症が少なく社会復帰が早いそうです。
t-PAで治療が難しい場合に血管内治療が出来る病院に転院できる時間が有るため、脳血管ない治療が出来る専門病院へのネットワークが構築されつつ有るということです。
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