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広がるアニサキス食中毒、予防は加熱・冷凍・目視で除去

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芸能人らも激しい腹痛に襲われる

 

サバやサケなどに寄生する寄生虫『アニサキス』による食中毒(アニサキス症)がこの10年で20倍以上に急増しているというのです。

最近では、タレントの渡辺直美さん(29)や、お笑いコンビ品川庄司の庄司智春さん(41)らが激しい腹痛に襲われたと報告しています。

発生件数急増の一因として冷蔵技術の向上や、かつては常識だった予防のための知恵が適用しなくなっていることも指摘されています。

 

アニサキス症とは

アニサキスはサバやサケ、さんま、アジ、イカなどに寄生する線虫(細長い虫)です。

食中毒は、アニサキスの幼虫が寄生した魚介類を刺し身などで生食することで、体内に入り発症するのです。

食べて数~十数時間後に発症する事が多いそうです。

 

症状は『生食により幼虫が生きたまま体内に入ることで、幼虫が胃や腸の中で暴れ、歯で胃の粘膜を突き破ったりする時にお腹が痛くなる』ことで、寄生されたことに気づくのです。

治療法は、幼虫を摘出するのが最も効果的とされ、鉗子を装着した内視鏡を胃に入れ、検査と同時に治療することが多いとのことです。

厚生労働省によりますと、平成19年に6件だったアニサキス症は27年は124件と20倍以上に増加していますが、ただ、国立感染症研究所の推計では、実際の患者は年間約7000件に上るとされ、届け出人数は氷山の一角と見られています。

海外では1960年から2005年までの45年間の累計患者数が欧州では約500人、米国では約70人に登りますが日本に比べるとかなり少ないですが、近年の世界的な寿司ブームで欧米でも患者が増加する可能性が有ることを、今月11日公表の英医学誌でポルトガルの研究者が報告しています。

 

アニサキス症増加の原因は

日本で魚を生食することは、日本の食文化としてつい最近始まった訳ではないのに何故『アニサキス症』が増えているのでしょう。

東京都福祉保健局は、『低温流通システムの整備に伴い、冷凍しなくても魚介類は新鮮なまま都内に運ばれるようになった。

その結果、以前なら食べる前に加熱していたものを、生食する人がが増えた』・・・・と、指摘しています。

サンマもいまでは、刺身にできるものがスーパーに並ぶようになり、冷凍ではなく冷蔵で運ばれてくるため、アニサキス症の危険性は高まっているのです。

北海道で食される『ルイベ』はサケやマスを凍ったまま味わう郷土料理ですが、アニサキスなどの寄生虫がいることを前提にした調理法で、食中毒を起こさないための昔の人の知恵なのです。

 

予防法は

厚生労働省は予防法として次のように上げています。

△ 加熱する

△ 冷凍する

△ 新鮮な魚を選び、速やかに内蔵を取り除く

△ 目視で確認して除去する

などを上げています。

 

アニサキスは酢などの酸や、わさび、しょうゆ、アルコールにも強く、簡単には死滅しないため、これらと一緒に食べても食中毒の予防にならない為、注意が必要です。
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