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前田健さんの突然死から考える、40代の心血管障害

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40代、誰にでも起こりえる心血管障害とは

 

 

昨日、タレントで俳優の故・前田健さんの通夜が東京・代々幡斎場でしめやかに行われました。

 

前田健さん

 

 

 

先月26日に、虚血性心不全のためになくなった前田健さん(享年44)、多くの関係者や著名人が弔問に訪れたということです。

 

 

松浦亜弥さんなどのモノマネで有名となった、お笑いタレントで俳優の前田健さんが路上で倒れ重体というニュースが衝撃を持って伝えられましたが、2日後、前田さんは帰らぬ人となってしまいました。

 

 

死因は、『虚血性心不全』だと云うことです。

 

 

警視庁四谷署などによりますと、前田さんは4月24日午後7時15分頃、新宿3丁目の繁華街の交差点で嘔吐し、その場に倒れたそうですが、この時すでに心肺停止状態だったということです。

 

 

現場近くのパチンコ店副店長によりますと、医大生カップルが仰向けで倒れていた前田さんを発見し、心臓マッサージを施し、その後、パチンコ店へ自動体外式除細動器(AED)を取りに来た医大生と店員らで介抱し、AEDを使用したそうです。

 

 

一旦、蘇生はしたものの、その後様態が悪化し、4月26日未明に息を引き取ったということです。

 

 

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心血管障害は急死の原因に

 

 

前田さんは、報道でも紹介されていましたが、不整脈の持病が有りました。

 

 

直前の番組収録でも、胸の痛みを訴えていたことなどを考えますと、心臓を栄養する冠動脈が狭くなっていると考えられ、運動した後に胸が痛くなる狭心症が発症していたと考えられています。

 

 

狭心症や急性心筋梗塞は、過食や栄養過多などの生活習慣が引き起こす、いわゆるメタボリック症候群が進行し怒ると言われており、肥満に加え高血糖、高血圧、高脂血症が続くと全身の血管にコレステロールがたまり、粥腫(じゅくしゅ)ができ、これが次第に大きくなり冠動脈を狭くするのだそうです。

 

 

運動をすると心臓が全身に血液を送るために、いつもより多くの酸素や栄養が必要となりますが、しかし、冠動脈が狭くなった状態では酸素や栄養が十分に供給できない状態に、これが狭心症なのです。

 

 

そして、何らかのキッカケで狭くなった血管に血の塊が出来、血管を塞ぐと心臓に血液が行き渡らなくなるため、急性心筋梗塞が発症するのです。

 

 

前田さんの場合、経過から見ますと、胸の痛みや狭心症と思われる症状が見られたということで、急性心筋梗塞の『前触れ』であった可能性もあると思われるそうです。

 

 

 

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生活習慣病は、食事の改善と運動で

 

 

 

こってりとした食事の写真や、身長174cmに対してやや多い80kgの体重が有ったことなど、BMI=26(20~25が正常値)などを考えますと生活習慣がメタボリック症候群を引き起こし、これらが狭心症・急性心筋梗塞の原因になったのかもしれないのです。

 

 

40代で急死する人は稀だそうですが、、だから『自分には関係ない』と思う人がいても不思議では有りませんが、しかし40代以降、生活習慣は徐々に牙を向き始めるのだそうです。

 

 

30代では僅かにコレステロールが沈着するのが見られる程度だった血管が、40代では石のように固くなっている方もいるというのです。

 

 

40代では、もはや生活習慣を若さでカバーできない年代と言えるとか、いわゆる『メタボ検診』が40歳から始まるのかはそれなりの理由があるからなのです。

 

 

生活習慣を改めれば、血管の病変を遅らせることが出来るということですから、今からでも食事や飲酒を見なおして生活習慣病にならないよう、運動などをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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