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難病治療中の生徒に保健室行きを教師が許可をしなかった
神奈川県藤沢市の市立中学校で、白血病を患っている2年生の男子生徒に対して、教師が健康状態に関する暴言を吐いたとして、生徒が授業のボイコットを続けていると云うことが分かりました。
23日に開かれた藤沢市議会で、明らかになったのです。
藤沢市教育委員会は、生徒が大きなショックを受けたことについて、『認識がかけていた』と陳謝をしたということです。
神村健太郎議員(自由松風会)が質問した中で、生徒は昨年4月に、授業中に体調不良から保健室に行きたいと申し出たということですが、教師は『吐き気ぐらいで授業を抜けるのか』と返答したということです。
生徒は泣き出し、翌日から生徒は心理的な重圧を理由に2週間に渡り登校が出来ない状況になったとのことですが、通学するようになってからも、其の教師の授業だけは受けずに居るというのです。
市教委は、昨年9月に生徒の保護者から相談を受けるまで、この問題は知らなかったのです。
同市教委が23日、市議会予算特別委員会で明らかにしたのですが、生徒は『自分の病気について理解されていない』とショックを受け、その後、約2週間欠席したということです。
その後、2週間欠席したと言うことで、吉田早苗教育長は、『配慮にかける対応で、生徒を傷つけた』と謝罪しました。
市教委によりますと、生徒は入学直前の14年3月に白血病と診断され、抗癌剤治療などを受けて15年2月に退院し、3月から投薬治療を受けながら通学を始めましたが、体調がすぐれない日も有ったとのです。
生徒は、病気の影響で疲れやすいため、『保健室に行きたい』と申し出たが、教諭は『大事な授業なので、我慢できないか』等と応じたということです。
生徒は、机に体をあずけるように伏せてしまい、授業を受けられなくなったとのことで、市教委は『難病を抱える生徒なのですぐに保健室で休ませるべきだった』と対応の誤りを認めたということです。
その後生徒は、翌日から学校に居得なくなり、食事も固形物が喉を通らなくなったとの事で、生徒の病状は校内で情報共有を図ってきたが、同教諭は市教委の調査に『生徒と病状のことが頭のなかですぐに結びつかなかった』等と回答したということです。
市教委の吉住潤教育部長は報道陣に対して、『教諭は生徒に病気いついて知ってはいたが、市年度が始まったばかりで、丁寧な対応が出来なかった』と述べ、年度替わりの4月に向け、『教諭間の引き継ぎをしっかり行い、各生徒の事情を学校全体で共有するよう指導する』とコメントを出しています。
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