長期療養中の松方弘樹氏、病名『悪性リンパ腫』を報告
脳腫瘍の疑いで長期療養に入った入った俳優の松方弘樹氏(73)が、『脳リンパ腫』であることが分かりました。
3月2日、主演舞台を主催する『夢グループ』が発表をしたのです。
夢グループは、『担当医師より検査結果が報告され、『脳リンパ腫』との確定診断に至りました』と松方氏の病状を報告、『予定しておりました仕事のスケジュールをやむを得ず降板することに際しまして、ファンの皆様、関係者の方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます』と公表しました。
『今後は、完全復帰を目指し治療と療養に専念させていただきたく存じます』とし、『松方本人も、皆様方から頂いております、心あたたまる激励を糧に一日も早く病を乗り越え、元気な姿をご報告できるようにと、闘病生活への意気込みを語っております』と綴ったのです。
先月13日に『体調が悪い』と訴えた松方氏は、かかりつけの都内の病院で診察を受けるも原因がわからなかったため、18日に別の病院に転院しました。
精密検査を受け、そのまま入院したということですが、23日には、脳腫瘍の疑いが有るため長期療養に入ると夢グループが発表、25日に入院先の都内の病院で検査を受けていました。
松方氏は、腫瘍の切除手術は受けず、投薬治療にて、秋口の仕事復帰を目指す方針であることを明かしました。
スポンサーリンク
脳リンパ腫とは?
脳リンパ腫とは、正式名称を「中枢神経系原発悪性リンパ腫」と呼ばれ、脳にできる悪性腫瘍のことを指します。
進行は早く、腫瘍の完全切除は難しく、放射線療法や化学療法、免疫療法などを併用しながら治療することになるということです。
発症年齢は主に60~80歳で、男性にやや多いとされています。
松方氏が患う『脳リンパ腫』について、玉川病院の芳賀高浩医師は次のように述べています。
『正式名称は「中枢神経系原発性悪性リンパ腫」といいます。脳腫瘍の患者の中では100人に1人ぐらいの割合で、症例としては少ないです。
発生の原因となる危険因子は分かっていません。
免疫力が低下した場合に発症しやすいです。
脳腫瘍には、周りの組織と交じり合わないものと、染みこんでいくものがありますが、この場合は染みこんでいく腫瘍なので、手術での全摘出はほぼ不可能です。
抗癌剤などによる治療が基本となります。
この腫瘍は、非常に治療反応が良く、完治するかどうかはともかく、標準治療(可能な限りの最良の治療)が行えれば治療は約半年で一段落します。
上手く行けば、其の際に仕事復帰も可能ですし、普通の生活も送れます。
ただ、再発率が高いので、再発した際には再び治療を行う必要があります』
松方氏には、病気を克服して、TVの前であの軽い笑顔をそしてマグロの一本釣りで夢を、私達に見せてくれる日が訪れることを願います。
追悼
松方さんは、残念ながら2017年1月23日に訃報が報じられ、帰らぬ人になりました。
弟である目黒祐樹さんが、闘病生活とその最後と葬儀をごく親しい近親者だけで行ったことを公表、また松方さんに関わった関係各位への感謝の言葉を述べられました。
銀幕の中で、またTVの中で多くの方に愛された松方さん、御冥福をお祈り申し上げます。
健康応援動画
簡単2分間体操 2分で肩がスッキリ
コメントを残す