小出監督、命がけで『五十年に1人の逸材』を育成
シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(愛称Qちゃん)さんを育てた、長距離会の名将・小出義雄(70)氏が昨年に心不全で倒れ、緊急手術を受けていたことが分かったのです。
現在は、『50年に1人』と見込んだ教え子の2020年東京オリンピック女子マラソン金メダリストを目指し、指導を続けいているとのことです。
21日にTBSで放送されるスポーツドキュメンタリー『リオ&東京五輪の翼たち FLY to 2020』(午後2:00)で2人の挑戦を特集します。
小出氏が、『50年間で初めて、このくらい能力の有るやつに巡り会えた』と、絶賛するのは、昨年夏に、世界陸上女子5000メートルに出場した鷲見梓紗(19=ユニバーサルエンターティメント)選手です。
鷲見選手が高校2年生の時に、高校駅伝での快走を見て惚れ込んだということですが、『この子、トレーニングをきちんとやらせたら強くなるってぴーんと来た』と才能を見出し、猛烈にアタックしたそうです。
鷲見選手は高校を卒業した15年春に、小出氏が監督を務めるユニバーサルエンターティメントに入社を決めたのです。
小出氏が描く青写真は、15年世界陸上5000メートルに続き、16年リオ五輪に1万メートルで出場、17年にマラソン初挑戦、19年に五輪選考レースに出場し、20年の東京オリンピックのマラソンで金メダルを取るというものです。
孫ほど年の離れた選手のために生きているとも話す名伯楽は、文字とおり『命がけ』の指導を続けていたのです。
15年8月に、米国ボルダーでのガッシュ中に心不全で倒れ、緊急手術をしたと云う事です。
今は心臓にはペースメーカーが入っているとのことですが、医師からは『意識がなくなって、だいたい死んでしまう』と云われたほどだったが、『何を言ってるんですか、私は死ぬ気がしない』と言い返した小出氏、『あと5年東京までは死ねないよな。勝たせて死にたいよな、勝たせて・・・・・・・』と話しているとの事です。
マラソン界のカリスマ的レジェンド監督、高橋尚子さんや千葉真子さんなどを育てた手腕が、今は鷲見選手に向けられているのです。
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