元横綱で、総合格闘家『曙』(45)選手が緊急入院していた。
自らの団体『王道』を立ち上げたばかりの元横綱『曙』(46)さんが、緊急入院していたことが1日分かりました。
曙さんは、『右下腿蜂窩織炎(ほうかしきえん)』と『右足底皮膚潰瘍』を発症し、右足の関節も変形していたことが判明したのです。
昨年、大晦日の新格闘技イベント『RIZIN』(スーパーアリーナ)で、ボプサップ(41)と対戦する前から異変が有ったというのです。
最初の兆候は、昨年12月10日だったとか、9年ぶりの格闘技マット挑戦に向けてトレーニングを積んでいたところ、右足裏が切れて大きく穴が開き、腫れていることに気づいたそうです。
この時には点滴を打って、膿を出す応急処置を施したため、大晦日のサップ戦には影響がなかったといいます。
ところが1月23日、靴を履く際に同箇所が再び腫れ上がっていることに気づいたとの事ですが、下旬から故ジャイアント馬場さんの元子夫人と(76)とハワイに向かう予定だったため、元子夫人のすすめで病院にいった所、ドクターストップが掛かったと云うことです。
39度の高熱があり、炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質を表す『CRP数値』が正常な人で0.3程度の所、30を超えていたというのです。
菌が体中に広がり、医師からはサップ戦で流血した側頭部の裂傷も『全部関係ある』と云われたそうです。
曙さんは、『元子さんから『病院に行こう』と言われなかったら倒れていました』と話しています。
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曙選手を襲った蜂窩織炎とは
蜂窩織炎は別名蜂巣炎のことを指し、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症です。
主な原因として黄色ブドウ球菌によりますが、化膿レンサ球菌など他の細菌によって生じることも有るといいます。
菌は、毛穴や汗の出る管、小さい傷、あるいは骨髄炎など深い部分の感染症から、皮下脂肪組織に侵入して発症すると云われています。
リンパのうっ滞や浮腫が基になる場合も有るそうです。
症状の表れ方は、広い範囲がぼんやり赤く固くなって腫れ、熱感と様々な程度の痛みがあります。
顔や四肢に最もよく出来ますが、熱が出て、寒気、頭痛、関節痛を伴うこともあります。時間が経つとブヨブヨして、膿が見えることもあり、またそこの皮膚が破れて膿や傷んだ皮膚組織が流れでて、深い潰瘍ができることも有るということです。
治療の方法として、赤く熱感の有るところは安静にして冷やします。
また、医師による適切な抗菌薬の内服、あるいは点滴静注が必要なので早めに皮膚科を受診したほうが良いということです。
曙太郎氏は、現在(平成30年10月)、都内の病院で懸命なリハビリを続けています。
昨年4月に急性心不全となり緊急入院、心身不調で生命の危険も有ったとか、ベッドから起き上がることさえも出来なかったそうです。
現在では、車椅子の自力で動かせるほどまでに回復をしているとのことですが、再びリングに上がることが曙氏の支えになっているようです。
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