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『短命県=青森県』だし活でワースト返上へ

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平均寿命最下位の青森県・だし活とは

 

 

平均寿命の全国最下位が続く青森県が、ワースト脱却に向けた『だし活』に本腰を入れているというのですが・・・・?

 

 

『だし活』は、出汁の旨味を活かした減塩料理を広めて長寿を目指す運動のことで、其の背景には、雪国特有の塩辛い食事が生活習慣につながっているとの危機感が有るのです。

 

 

減塩を促そうと県は、オリジナルの出し商品の開発にまでこぎ着けたというのですが、果たして『短命県』か脱却できるのでしょうか?

 

 

『醤油ドバッ、味噌バッにちょっと待った。食塩を毎日あと2グラム減らせば未来は変わる』

 

 

青森県八戸市内のスーパーで、昨年11月25日に『だし活しよう!』と大書きされた割烹着姿の三村申吾知事が熱弁を振るい、更にPRソングに合わせてダンスを披露したということです。

 

買い物客は『漬物にも醤油をかける「しょっぱ口」は卒業したいとダメね』と、だし汁を試飲していたという事です。

 




 

 

厚生労働省が2013年に公表した『都道府県別生命表』で、青森県民の平均寿命は、男性77.28歳(全国平均79.59歳),女性85.34歳(同86.35歳)で、共にワーストなのです。

 

 

都道府県別生命表の公表は、5年に1回で、男性は8回連続、女性は4回連続の最下位に沈んだのです。

 

 

ガンや脳卒中、心筋梗塞など生活習慣病による死亡率も青森県は、全国平均を大きく上回っているのです。

 

 

それらの要因の一つが塩分の摂り過ぎと云われ、同省調査では、06年~10年の1日平均の摂取量は男性が13グラムで全国2位、女性は10.9グラムで5位に、さらに青森県はカップ麺購入料も全国1位となるなど、買い物しづらくなる冬場を中心に、塩分の多い保存食をよく食べる傾向にあることが分かっています。

 

 

減塩は必要、でも味気のない料理は過ぎ飽きられる、と云うことで、県は検討を重ね、魚介類や野菜の出汁で薄味を補えることに着目したのです。

 




 

14年から食品メーカーと開発に取り組み、昨年3月に粉末や液体のオリジナルの『出し商品』3種を県内で発売したのです。

 

 

名づけて【できるだし】、ネーミングは『手軽に』、『塩分コントロール』、『旨味で美味しく』の3つが出来る、という意味合いを込めたとのことです。

 




 

 

県総合販売戦略課の担当者は、半年で累計3万6000個出荷できた、と手応えを感じているとのことです。

 

 

また、県は塩分を最大1/3程度に抑える『だし活料理レシピ集』も作成したということで、給食などに率先して取り入れる方針だそうです。

 

 

減塩に青森県がやっきになる一因に、男女とも平均寿命トップを誇る長野県の存在が有るというのです。

 

 

同じ雪国故に塩分摂取量の多い土地柄ですが、60年代から『食生活改善推進員』を中心に減塩指導を進め、成果を挙げているのです。

 

 

野菜の摂取量にも差が有り、青森が1日290g台にとどまる一方、全国1位の長野県は国が推奨する350グラムを超えているのです。

 

 

『長寿県』の長野県に追いつくには、生活全般の見直しも必要になり、長野県は65歳以上で働く高齢者の割合が全国トップ、肥満者の割合も男性が40位と低いのです。

 

 

対する青森県は、喫煙率が男性が全国1居、女性が北海道に次ぐ2位、習慣的飲酒率も男性が1位、1日の歩数も男性が46位・・・と不健康なデータに事欠かないのです。

 



 

 

 

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