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産後うつ傾向、夫にも2割見られることが
国立成育医療研究センターなどのチームが、女性が出産後にうつ傾向を示しやすいことは知られていますが、男性も妻の出産後に2割弱が理由もなく不安になったり心配したりする傾向が有るとの調査結果をまとめたのです。
子育てと仕事の両立への重圧などが背景にあると見られており、うつ傾向の夫は、大声で叱るなど弧度への虐待に繋がる行為の危険が高まるというのです。
男性が育児に積極的に参加する【イクメン】が推奨される中、夫もメンタルヘルスが不調になりやすいことを示すデータで、同センターの竹原健二研究員(疫学)は『児童虐待防止の観点からも、労働時間の短縮など、夫のストレスを軽減する配慮が必要だ』と指摘しています。
2012年11月から半年間、愛知県内の自治体で、妻が妊娠中の男性のメンタルヘルスの状態と、虐待に繋がる行為との関係について調べたということです。
その結果、妻の出産後3ヶ月まで追跡できた夫125人のうち『上手く行かない時に不必要に自分を攻めたりする』などのうつ傾向を示した夫は36人(16.7%)に上ったそうです。
特に妻の妊娠中からうつ傾向が有った夫は、そうでない夫に比べてリスクが5.7倍高かった、と云うのです。
また、産後にうつ傾向になると、虐待になり得る行為をしてしまう危険も4.6倍高まったのです。
特に、『つねる』、『おしりを叩く』、『子供の入浴や下着の交換を怠る』、『大声で叱る』、『車の中に子供だけ残す』・・・・・・等などの行為をしやすくなると云うことです。
女性の『産後うつ病』をめぐっては、國が01年からの母子保健行動計画『健やか親子21』で発生率の現象を目標に掲げ、対策を進めていますがこれまで男性への影響は調べられていなかったのです。
産後うつとは
出産直後や産後1ヶ月程度から現れる症状で、産院での入院中から現れ始めて、直ぐに症状がなくなる人もいれば、1~3週間続く人も居ると云われています。
産後うつは誰にでも現れる症状ではなく、出産後は常に赤ちゃんが優先される生活になりがちなので、ママ自身もママの周囲の人も気付くのが遅くなりがちだというのです。
これから育児をしていくのだからと、ついついママが弱音を吐かずに頑張って無理をすることで、発見が遅れたり気づかれにくくなってしまうのです。
最近は働く女性の増加で、産前産後も仕事を続ける女性が増えており、それまで一線で活躍していた女性でも、妊娠出産で仕事を休むと、その間に産後鬱になることも有るのです。
近年は産後鬱が注目されていますが、、それでも産後鬱は減っていないようなのです。
産後うつになると『言葉では言い表せない気持ちになり、何について怒っているのか、泣いているのかが自分でも分からない状態になる』ことも有るというのです。
でも、それはママ自身が悪いわけではなく、産後のホルモンバランスや色々なことがかさんて起こる症状なのです。
産後うつだと思ったら、自分に対して厳しい意見を持たずに、自分に対して優しく考えることが大切だとか、それまでの人間関係や仕事と、出産、生地は全く違うものなのです。
どんなに育児になれた人でも、迷うことや悩むことが有るのです。
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