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山形大調査・ガン再発リスク、非喫煙者の約2.5倍になると発表
山形大医学部は22日、がん経験者が喫煙することで再びガンを発症するリスクが、非喫煙者の約2.5倍になると発表しました。
記者会見した同大医学部の嘉山孝正参与は、『ガン経験者でタバコをやめなかった人は、ガンにも心臓病にもなりやすい。一度ガンになった人は完全にタバコは止めなさいと言う事』と述べました。
11月発行の日本癌(ガン)学会の専門誌、【キャンサーサイエンス】に掲載されたのです。
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同大は、『ガンと喫煙、心臓病との因果関係を実証したのは日本で初めて』としています。
嘉山参与や吉岡孝志同学部臨床腫瘍学講座教授らによりますと、同大医学部が進める一定規模の集団(コホート)を対象にした追跡調査で判明したというのです。
県コホート研究は、健康診断を受けた県民から血液提供などの協力を得て、吉岡教授らは、2004年~06年に基礎調査した高畠町の約2100人について、11年に喫煙の有無やがん罹患の状況などの追跡調査をしたのです。
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研究によりますと、ガン経験者で非喫煙者104人のうち、新たにガンに罹った人は7人で6.7%だったの遺体して、喫煙者は12人中2人で16.7%と約2.5倍に膨れ上がったというのです。
死亡者は、非喫煙者104人のうち8人で7.7%だったのに対して、喫煙者は12人のうち3人の25%だったのです。
また、心不全や狭心症などの心臓病がなかったものの、ガン未経験者993人中追跡調査で新たに心臓病を発症した人は、44人のうち4.4%だったのに対して、ガン経験者60人のうち追跡調査で心臓病を発症した人は、6人の10%と2倍超だったとの事です。
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吉岡教授は、『ガン経験のある人は心臓病のリスクが高いために、健康診断などでコマ目にチェックする必要がある』と警告をしています。
同大医学部は今後、山形市や酒田市などの2万人を対象に、研究の検証を進めるということです。
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