ダラダラ食事は酸蝕歯の元!
虫歯の原因は校内の虫歯菌が原因なのですが、最近はスポーツドリンクやレモンなど飲食物に含まれる酸で、歯が溶けてしまう酸蝕歯(さんしょくし)になる人が増えていると云うのです。
歯が黄ばんだり、欠けたりするだけではなく、知覚過敏も引き起こしているというのですが、専門家は『酸性度の強い飲食物の摂取に注意して』と話しているのです。
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歯が広範囲に
『酸蝕歯は虫歯や歯周病に次ぐ、第三の口内の疾患として最近、注目されているです。』と話すのは歯科医院『キャビネ・ダンテール御茶ノ水』8東京都千代田区)の安田登院長です。
虫歯は虫歯菌の出す酸が原因で歯が溶けてしまう疾患ですが、歯の溝や歯と歯の間など汚れの溜まりやすい場所で局所的に起こりやすいのです。
一方、飲食物の酸が原因で歯が溶けるのが酸蝕歯なのです、酸性度の高い飲食物を食べたり、飲んだりすると、口の中全体に広がるっために広範囲で起こるのが特徴なのです。
歯の表面はエナメル質で出来ており、その内側に象牙質が有るのですが、酸の影響でエナメル質が溶けると、歯が欠けてしまうこともあると云う事です。
更に象牙質が露出すると歯が黄ばんで見え、冷たいものなどが滲み知覚過敏に繋がるという訳なのです。
4人に1人
酸蝕歯の原因になる酸性度の高い飲食物は、酸っぱいものに限らないので注意が必要です。
酸性・アルカリ性を示すph(ペーハー)値は、数値が低いほど酸性度が強く、虫歯の場合は、口腔内のphが5.5以下になると歯が溶け始めるのです。
酸蝕歯で歯が溶け始まる値はまだ詳しくわかっていないと云うことですが、虫歯の値を参照し、ph5.5以下の飲食物は酸蝕にになるリスクを高める傾向に有るのです。
東京医科歯科大の北迫勇一助教らの調査では、『コーラやみかん、スポーツドリンク』などの酸性度が高かったとのことで、『ドレッシングや栄養ドリンク』なども酸性度が強い傾向にあると指摘しています。
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健康ブームでお酢を飲む人が増えていますが、酸蝕歯の原因にもなるリスクが有ることが分かってきました。
北迫助教によりますと、ダイエットのために毎日コップ2杯の黒酢を原液で飲んでいる女性は、酸が原因で前歯の象牙質が露出してしまったそうです。
みかんを毎日、食べていた人が酸蝕歯になった例も有ったということです。
和食に比べ、酸性度の比較的高い欧米の食文化が普及したり、スポーツドリンクなどのペットボトルを持ちあ歩く人が増えたりしたことに伴い、近年、酸蝕歯は増加傾向に有るのです。
北迫教授が平成25年、10~80代の男女1108人を対象に実施した調査では、4人に1人が酸蝕歯だったとのことです。
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酸蝕歯を予防するには
予防するには歯を長時間、酸に晒さないことが大切なのです。
酸性度の高い飲食物をダラダラと食べたり呑んだり、するのは止めたほうが良いそうで、飲み物を飲む際にストローを使うと歯への接触をすることが出来、予防に繋がると云うのです。
また、唾液は酸を洗い流したり中和する作用がある他、含まれるミネラル成分がtんメル室を補修するというのです。
『食後にガムを噛んで、唾液を出すようにするのも予防策になります』、と前述の北迫助教は話し、酸性の飲食物を取った後に、水やお茶などを飲むのも有効だそうです。
虫歯の予防には歯磨きが有効ですが、酸蝕歯著診断されたり、疑いが有ったりする場合は、酸性度の高いものを摂取してから30分~1時間開けてから磨くようにしたほうが良いとのことです。
食後は、食品などに含まれる酸の影響でエナメル質が柔らかくなっているために、歯磨きをすると歯が削れてしまうそうです。
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