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オシッコの回数は寿命にも関連する
秋深まり立冬も過ぎ、雨が降るたびに冬へと、肌寒くなって朝、布団から出にくくなってきた季節ですが、そんな季節に気になるのが【おしっこの回数】たかが尿の回数と侮っていませんか?
順天堂大学教授の堀江重郎石はおしっこの回数、特に夜間の回数について要注意が必要と指摘しているのです。
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夜中の回数が増える
朝晩冷えるこの時期になると、『どうもオシッコが近くなって』、とか【就寝中にトイレに起きるようになった】と云う患者さんが増えるというのです。
そもそも日本人の就寝中(夜中)に何回トイレにいくのか、統計を見てみると50歳以上の過半数は、夜中に1回はトイレに起きると云う事です。
ですから、夜中に1回というのは注年以上では標準的言えるとのことですが、泌尿器科医はトイレの回数が夜中に3回以上起きるのを【夜間頻尿】と呼ぶとのことで、『頻尿』とは、トイレの回数が頻回(頻発回数)であることの医学用語だということです。
夜中に1・2回起きるだけででも眠りが中断されて、翌日のぼんやりしてしまうことも、3回となると大変つらいことになってしまうのです。
この夜間頻尿は、70代の男性では30%くらい、女性では15%位と云われており、多くの方が悩まされているのです。
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高齢者の夜間頻尿は寿命に関係する
『おしっこの回数が多いのは不便だけれども、老眼と同じで体に影響はないのでは』と思われた方も多いかもしれませんが、夜中のトイレの回数は高齢者の方では寿命に関係しているというのです。
北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、夜間頻尿の方はそうでない方よりも、なんと2倍多く亡くなっていた、と云う衝撃的な結果が有るというのです。
つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きをすると云うことが分かったのです。
また、高齢の方が夜中に何度もトイレにいくようになると、転倒して骨折する危険性が高くなることが知られており、高齢者の骨折は、肺炎など重篤な状態に陥りやすいと云うのです。
ですから夜間頻尿の方は、治療をするメリットが十分にあり、『歳のせい』と云わずに『転ばぬ先の杖』と考えて、泌尿器科への受診を進めているということです。
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夜間頻尿は病気のサイン
一方、若い方では、【睡眠時無呼吸症候群】との関連が注目されているそうです。
眠っている間に呼吸が止まる病気なのですが、いびきが大きく30代なのに必ず夜中にトイレにいくという方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるそうです。
更に、夜間頻尿は他の重大な病気のサインであることも、夜中のトイレは日中よりも尿量のが少ないのが普通だとか、しかし糖尿病・心臓病・腎臓病などがあると、夜中の尿の回数のみならず尿量も多くなってきているということです。
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トイレが近い人へのアドバイス
トイレが近くなる様々な要因から考えられるアンチエイジング3箇条というのが有ります。
★1 『食欲の秋』ですが、腹七分目に、野菜と果物を沢山取って、揚げ物のような茶色い食べmの、パン屋ごはんのような白い食べ物は、控えるようにすること。
★2 『運動の秋』、週1回の運動だけではなく、毎日15分の早歩きやストレッチなどで汗をかくこと。
★3 『芸術の秋』、心を豊かにしてストレスを減らし、スマホやパソコンは就寝前には見ないで、ゆっくり入浴を。
交感神経の働きを抑え、軽い運動で代謝を促し、ストレスをできるだけ少なくすることが夜間頻尿を抑えることになるということです。
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